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『全知的な読者の視点から』第55話あらすじ|主人公の一人称視点(2)

第55話「主人公の一人称視点(2)」では、死から蘇ったキム・ドクシャが仲間たちと合流し、第五級火竜種の下級竜イグニールとの決戦に挑む。ユ・ジュンヒョクの視点を経験した報酬と、読者として蓄えてきた知識が、絶体絶命の戦いを動かしていく。

不殺の王の力による復活

肉体の再生が始まり、キム・ドクシャは死から蘇った。専用スキル「第四の壁」が死による精神的衝撃を和らげ、属性「不殺の王」の特典によって復活が成立する。

復活には、人命を救うことで蓄積される業の点数が必要だった。今回の復活で100点を消費し、残りはゼロになった一方、肉体の状態が改善され、体格と魔力がそれぞれ1上昇した。

チョン・ヒウォンやイ・ヒョンソンたちは無事だったが、ドクシャの衣服や所持品の大部分は失われていた。チョン・ヒウォンから渡された四溟堂のむしろで身体を覆い、ドクシャは戦闘に戻る。

数字の足場と迫る全滅の危機

下級竜イグニールは「破滅の炎」と肉体攻撃を繰り返していた。ドクシャたちは数字の足場に集まり、「絶対防御」の効果で炎をしのぐ。

使徒たちはすでに全滅し、逃げ遅れた預言者も竜の攻撃で命を落としていた。ドクシャは竜の足元から「折れぬ信念」と茶色の旗を回収する。

次に作動した足場は、数字の「5」が記された一つだけだった。全員が辛うじて避難できたものの、次も人数に合う足場が現れる保証はない。ドクシャは、次の攻撃までに竜を倒す必要があると判断する。

主人公の技能を獲得する報酬

ドクシャは倒れた使徒たちが残した氷の丸薬に注目する。氷属性の攻撃力を高めれば、火竜にも傷を負わせられる可能性があった。

彼は4100コインを使い、魔力を16から25へ引き上げる。さらに、ユ・ジュンヒョクの一人称視点を体験した報酬として、主人公の技能を一つ獲得できるようになる。選択肢は「冷気耐性」「火炎耐性」「嘘感知」の三つで、期待していた強力な剣術は含まれていなかった。

物語の記憶を呼び起こしたドクシャは「冷気耐性」を選択する。そして仲間四人から氷の丸薬を集め、自分がすでに飲んだ一個に加えて、すべてを服用した。本来、氷の丸薬は一個でも激しい寒さを引き起こす毒に近い道具だったが、レベル5の冷気耐性が身体を守り、氷属性による追加ダメージは200%に達する。

弱点を見抜いた下級竜との決戦

仲間を背後に下がらせたドクシャは、「信念の刃」を発動する。「折れぬ信念」の特殊効果によって闇属性が加わり、氷の力と重なった刃は濃い青色に変化した。

さらに聖痕「剣の歌」を使うと、竜の身体に色の異なる箇所が浮かび上がる。ドクシャは忠武公の力によって弱点が示されたと理解し、頭部、後脚、胸部を次々に攻撃した。茶色の旗の防御効果も利用したが、やがて防御は破られ、竜は再び「破滅の炎」を放とうとする。

一振りの剣がもたらした勝利

魔力を使い果たす勢いで胸部を斬り続けても、イグニールは倒れない。炎が迫るなか、ドクシャは退かずに剣を振るう。

そのとき、ユ・ジュンヒョクの視点で体験した剣の感覚が蘇った。彼はその一撃をわずかでも再現しようとし、ついに竜の肉体を貫く。イグニールは心臓に剣を突き立てられて倒れ、ドクシャには災厄の初討伐と第五メインシナリオ攻略への初貢献が告げられた。

不可能とされた偉業の報酬精算には時間がかかり、下級トッケビたちは管理局へ蓋然性の審査を求める。中級トッケビが見下ろすなか、死闘を終えたドクシャは報酬の時を迎えようとしていた。