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『全知的な読者の視点から』第54話あらすじ|目覚めたユ・ジュンヒョクと使徒たちの襲撃

第54話「第12エピソード 主人公の一人称視点(1)」では、死を経験したキム・ドクシャが新たな視点能力を発動し、忠武路で起きた襲撃を目撃する。仲間たちが追い詰められる中、ドクシャの意識に思いがけない変化が訪れる。

キム・ドクシャの死と第三段階の発動

焼死の激痛を経験したキム・ドクシャは、「第四の壁」によって精神的な苦痛を和らげられる。「不殺の王」の属性によって復活できるはずだったが、固有技能との競合が発生し、復活が遅延してしまう。

その代わり、肉体の制約から解放された意識によって「全知的読者の視点(第三段階)」が発動。ドクシャは忠武路の駅のホームで起きている出来事を見始める。

コン・ピルドゥの過去と忠武路の防衛

ホームでは、コン・ピルドゥの膝にイ・ギリョンが寄りかかって眠っていた。ピルドゥは娘と同じ年頃の少年を見ながら、かつて家族を養うために土地を買い集め、やがて大投資家となったものの、家庭を守れなかった過去を思い出す。

二日前に忠武路の副代表となったユ・サンアが現れ、土地について質問を重ねていたところ、会賢方面のトンネルから異音が響く。

ピルドゥが「武装区域」を発動すると、地中ネズミの群れが襲来。しかしサンアの指揮に従い、住民たちは事前に訓練した配置につく。砲塔を中心とした連携によって、以前の緊急防衛よりも容易に敵を撃退する。

五人の使徒との戦闘

地中ネズミを退けた直後、トンネルから男四人と女一人が姿を現す。彼らはユ・ジュンヒョクの存在や忠武路の戦力について語り合い、ピルドゥの警告を無視して攻撃を始める。

第七使徒はイ・ジヘと交戦し、第三・第四使徒はピルドゥの砲塔を担当。第二使徒は笛を使って他の住民たちに対処し、第一使徒は旗の所持者を狙う。しかし、ジヘの剣技は第七使徒を圧倒し、ピルドゥの砲塔も簡単には破壊されない。第二使徒もサンアの拘束糸とギリョンの「ミョルニルの雷」に苦戦する。

ドクシャは、使徒たちが地中ネズミを操る「ハーメルンの笛」や「魔力弾防御盾」まで用意していたことから、襲撃の周到さを認識する。

大規模な爆発とイ・ジヘの危機

戦況を変えたのは第一使徒だった。紫色の旗を背負う彼は、大量破壊用の魔法弾に火をつけて投げ込む。爆発によってホームは大きな被害を受け、サンアとギリョンは倒れ、ピルドゥも防護壁を使いながら負傷する。

最前線にいたジヘは特に大きな被害を受け、第七使徒に捕らえられてしまう。彼女が助けを求める姿を目撃したドクシャには、激しい怒りが込み上げる。

「第四の壁」が発動するものの、過度な没入によって一部の機能が制限される。一方、「全知的読者の視点」の熟練度が急上昇し、視点が一人称へと切り替わった。

ユ・ジュンヒョクの覚醒とドクシャの復活

ドクシャが目を開けると、視界には忠武路のホームが広がっていた。自分の意思とは無関係に身体が動き、ジヘへと歩み寄る。普段とは異なる目線の高さや感覚から、ドクシャは自分がユ・ジュンヒョクの身体にいることを悟る。

手にした剣が静かに振るわれ、第七使徒の首が斬られる。倒れかけたジヘを受け止め、安全に降ろしたユ・ジュンヒョクは、使徒たちに自らの名を告げ、彼らの死を宣言する。

忠武路の安全を確信したドクシャの意識は、ジュンヒョクの身体から離脱。「全知的読者の視点(第三段階)」が終了すると、技能の競合が解消され、遅延していた「不殺の王」の権能が再び働く。こうしてキム・ドクシャの肉体は、ついに死から復活した。

出典:episode-054.txt