本文へ移動
ノベルエンジン

『全知的な読者の視点から』第53話あらすじ|使徒たちの取引と「不殺の王」の誕生

安国駅を襲う劣等竜イグニールの炎の中で、キム・ドクシャは預言者を名乗る集団の目的を知る。使徒たちはユ・ジュンヒョクだと思い込んでいる彼に協力を迫るが、仲間と忠武路駅を脅しに使う取引は、ドクシャの予想外の一手によって崩れていく。

1168番を名乗る使徒

ドクシャが正体を問い詰めると、1168番を名乗っていた男は自分が使徒だと認める。彼らは、未来を知る預言者が増えて「蝶の影響」による予期せぬ変化が起きるのを防ぐため、情報を持つ者たちを排除していた。

男はやがて、自分が1195番であり、使徒の第5位だと明かす。ドクシャはその番号から、彼が小説を読むのをやめた時期を推し量る。足場と炎の攻撃をあと9回しのがなければならない状況で、ドクシャは仲間に攻撃を自力で避けるよう指示し、使徒の目的を探る。

氷の丸薬と忠武路駅への脅迫

使徒たちの狙いは、劣等竜イグニールを倒すことだった。彼らは江江西区の駅に現れる7級元素種から得られる「氷の丸薬」を持ち、5人の使徒が冷気をまとっていた。第5使徒はドクシャにも丸薬を渡す代わりに協力を求める。

拒めば一行を殺すという脅しに続き、使徒は別働隊が忠武路駅を攻めていると告げる。イ・ジヘや特殊な能力を持つ子供、十悪の一人についても調べていた。彼らの集団はすでに10駅を占領し、「王の道」を達成していた。

使徒たちは、自分たちの「王」が啓示を最後まで読み、ユ・ジュンヒョクの過去と未来を知る唯一の預言者だと語る。ドクシャは別の読者がいる可能性に驚くが、協力の約束には応じない。

死を恐れる使徒たち

三度目の炎の攻撃が迫ると、ドクシャは足場を離れて劣等竜へ歩み寄る。使徒たちが止めようとするなか、彼は「自分が死んで回帰したら、使徒たちは次の世界にも存在できるのか」と問いかけた。

ユ・ジュンヒョクだと信じるドクシャの死を恐れた使徒たちは、足場を離れて彼へ駆け寄る。その瞬間、ドクシャは竜の脚元に走り込み、安国駅の旗差しに自分の旗を立てた。

10駅を占領したことで「王の道」を達成し、ドクシャは新たな王の属性から「不殺の王」を選ぶ。使徒たちは足場へ戻れず、イグニールの炎に飲み込まれた。ドクシャも外部強化スーツの耐久力を失い、焼かれて意識を失う。

死亡を告げる通知に続いて「不殺の王」の特権が発動する。ドクシャに何が起きるのかは、次の展開へ持ち越される。