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『全知的な読者の視点から』第51話あらすじ|預言者たちの夜(3)― 安国駅に仕掛けられた罠

東廟一帯を掌握し、「王の道」の達成まであと一駅に迫ったキム・ドクシャ。彼は預言者たちの集会に潜入するため、ユ・ジュンヒョクに変装して安国駅へ向かう。しかし、預言者たちが強力な武器と信じて準備していたものは、予想外の危険を秘めていた。

九つの駅を確保し、二人の預言者を配下に

深い眠りから午後四時に目覚めたキム・ドクシャは、精神力が完全に回復し、一部の専用技能が更新されたことを確認する。

前夜の東廟一帯の制圧によって、忠武路を本拠地とする彼の勢力は九つの駅を占有していた。「王の道」の完了まで残るのは一駅であり、序盤の重要目標である「不殺の王」の達成も近づいていた。

ドクシャは当初、イ・ソングクとチョン・ミンソプを殺すつもりだったが、預言者たちを一掃するまで利用できると判断し、二人を忠武路の集団に加える。

さらに旗を茶色に進化させ、代表者の権限によって二人の行動を制限した。ドクシャの正体を他人に明かさないこと、命令に無条件で従い、許可なく単独行動しないことが条件となる。違反すれば命を失うという厳しい制約だった。

ユ・ジュンヒョクへの変装と「登場人物一覧」の異変

預言者たちの集会「預言者たちの夜」に参加するため、ドクシャはミンソプから「逃亡者の仮面」を受け取り、ユ・ジュンヒョクの姿に変装する。二人には、ほかの預言者の前で自分をジュンヒョクと呼ぶよう命じた。

その後、ミンソプの能力を調べようとしたドクシャに、人物の履歴が更新されたという通知が届く。

前日まで能力情報を確認できなかったミンソプが、「登場人物一覧」に表示されるようになっていた。彼は小説を途中まで読んだ預言者であり、本来は小説の外側にいたはずの人物だった。なぜ突然、登場人物として扱われるようになったのか、ドクシャは疑問を抱く。一方、ソングクの能力情報には変化がなかった。

広域インターネットの復旧と預言者たちの情報

ドクシャが預言者たちの連絡室に接続しようとすると、前日からインターネットが使えなくなっていた。しかし、ハン・ドンフンが「広域インターネット」を使用したことで通信が復旧する。さらにドンフンから、一度だけ信じるというメッセージが届き、ドクシャは感謝を返した。

預言者たちの連絡室には三十六人が参加していたが、全員が小説を早い段階で読むのをやめた者たちで、使徒は含まれていなかった。参加者たちは小説の先の展開を知らず、続きを入手できないことを嘆いていた。ドクシャは彼らの会話から、各人がどこまで読んだのかを推測する。

安国駅に集まる預言者たち

一行は周辺の紛争地域を避けながら、集会の会場である安国駅へ向かう。安国駅は、預言者同士の約束によって誰も占有していない中立地帯だった。

到着したドクシャは、本物のユ・ジュンヒョクだと信じた預言者たちから熱烈な歓迎を受ける。その中の第1168番の預言者は、ジュンヒョクが二度目の回帰で魔王アスモデウスと戦った出来事に言及し、現在が三度目の回帰なのかと質問した。ドクシャは、この人物が集まった預言者の中でも比較的多く小説を読んでいたと推測する。

また、イ・ヒョンソンは「鋼鉄の剣」として注目を集める一方、チョン・ヒウォンはほとんど関心を向けられない。ドクシャは集団会話で、彼女が未来では有名ではないと伝える。

武器と信じられていた隕石の正体

ドクシャが集会の本題である隠された武器について尋ねると、第763番の預言者がホーム中央に置かれた大きな隕石を見せる。預言者たちは、それが強力な武器を内包していると信じ、数日間にわたって魔力を供給していた。遅くともその夜には孵化するという。

しかし、隕石の赤い模様を見たドクシャは異変に気づく。その情報は、本来なら少なくとも四度目の回帰まで知られないはずだった。情報を持ち込んだのは第1124番の預言者だったが、本人は会場に現れていない。

ドクシャは罠だと判断し、直ちに退避するよう告げる。その瞬間、隕石が震え始めた。預言者たちを一掃するつもりで集会に来たドクシャは、逆に自分が危機に巻き込まれたことを悟る。

まだ第四シナリオも終わっていないにもかかわらず、第五シナリオの「災厄」が現れようとしていた。ドクシャはヒウォンとヒョンソンに逃げるよう叫ぶ。預言者たちが武器として準備していた隕石は、集会全体を脅かす罠へと変わっていた。