スポンサーを選ばなかったキム・ドクシャ
スポンサー選択が終了し、キム・ドクシャの決断に星座たちが反応を示す。
後援者となる星座を一人も選ばなかったドクシャに対し、深淵の黒炎竜は激怒。その怒りは所属集団「黒雲」の星座たちにも波及し、ドクシャは当面、彼らから後援を受けられなくなった。
一方、悪魔のような炎の審判官こと大天使ウリエルは失望を示し、今後もドクシャの正義を監視すると告げる。
対照的に、隠密な謀略家は彼の選択に興味を持ち、200コインを贈った。さらに、緊箍児の囚人こと斉天大聖・孫悟空も関心を寄せる。
ドクシャは選択が正しかったのか確信を持てず、目の前の機会を逃した可能性も考える。
それでも特定の星座との契約は、その星座の可能性に縛られることを意味する。星座たちの玩具にはならず、後援なしでも強くなれる道があると考えていた。
トッケビが去った後の10分間
スポンサー選択を終えたトッケビは、次のシナリオの準備のため姿を消し、10分後に戻ると告げる。
ドクシャにとって、この10分間は状況を整理し、次に備えるための貴重な時間だった。
ドクシャは「キャラクターリスト」と「全知的な読者の視点」を思い浮かべる。使い方はまだ曖昧だが、感覚はつかんでいた。
生存者を集めると、元軍人のイ・ヒョンソンが最初に歩み寄った。部隊と連絡が取れないと明かし、助けられたことへの感謝と、自分の行動への恥を口にする。
ドクシャは『滅亡した世界で生き残る3つの方法』で、ヒョンソンが後半に重要な人物になると知っており、同行させようと考えていた。
崩壊した世界でも会社の立場にこだわる上司
そんな中、ハン・ミョンオがドクシャに声をかける。
ミョンオは会社での役職にこだわり、自分を部長と呼ぶよう要求。虫の存在を事前に教えなかったことを責め、雇用契約まで持ち出す。
ドクシャは「会社が今もあると思うのか」と返し、生存者にも、能力欄やゲームのような表示が示す現実を受け入れるよう告げた。
その断言を聞いたヒョンソンには、ドクシャへのかすかな信頼が芽生える。理解度が上昇したというメッセージも表示された。
車内に残るか、危険な外へ出るか
次にどうするべきか尋ねられたドクシャは、迷わず車両を出ると答える。
外には怪物がいるため、ユ・サンアらはためらう。ドクシャは、通信が途絶えた今、家族の無事も分からないと指摘した。
サンアは外へ出ると決め、彼女、ドクシャ、イ・ギリョンが賛成する。一方、ヒョンソンは危険とトッケビの警告から慎重で、ミョンオも拒んだ。同行させたいヒョンソンが動かないことが、ドクシャの懸念となる。
第3707号車両の扉に迫る「本物の主人公」
そのとき、厚い鉄の扉が衝撃でゆがみ、向こう側から何者かが破ろうとする。トッケビはまだ戻らず、次のシナリオも始まっていない。
ドクシャは扉の向こうにいる人物に思い当たる。第3707号車両の唯一の生存者だ。今すぐ移動しなければ、次のシナリオの前に全員死ぬと警告する。
迫っているのは、この物語の「本物の主人公」だった。
星座の後援を拒み、自分自身の力で生き残る道を選んだドクシャ。その決断の直後、物語の中心人物が目前に迫るという緊迫した場面で、第7章は幕を閉じる。