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『全知的な読者の視点から』第6話あらすじ|生存者5人と、運命を左右する星座の選択

崩壊したソウルと、空から見守る星座たち

東湖大橋を半分ほど過ぎたところで地下鉄が停止した。生存者たちが窓の外に見たのは、建物が崩壊したソウルの惨状だった。漢江に墜落した戦闘機の残骸を、巨大な蛇のような怪物が食べている。

キム・ドクシャは、その怪物が『滅亡した世界で生き残る3つの方法』で後に7級に分類される魚竜だと知っていた。怪物が車両に近づいても、シナリオの保護がある限り、今すぐ襲われることはないと理解していた。

一方、最初のシナリオの報酬精算は、予期しない確認作業によって遅れていた。原作ではキム・ナムウンが車両内の大半を殺すはずだったが、ドクシャがそれを阻止した。その結果、ナムウンの死に敵意を示す星座が2体現れる。

星座とは、遠くから人間たちの悲劇を観察する謎の存在だ。ドクシャの行動を評価する星座もおり、彼は500コインの支援を受ける。かつて物語を読んでいた自分が、今度は観察される側になったことを実感するのだった。

生存者は5人――イ・ギリョンへの誘い

ユ・サンアはドクシャに感謝を伝えるが、彼は素直に受け取れない。自分の選択によって助かった人がいる一方、命を落とした人もいるからだ。

そこへトッケビが姿を現す。彼のチャンネルには21体の星座が接続しており、初心者のトッケビとしては珍しい数字だった。発表された3807号車の生存者は、キム・ドクシャ、イ・ヒョンソン、ユ・サンア、ハン・ミョンオ、イ・ギリョンの5人。

ドクシャは、母親の死を目撃した少年イ・ギリョンに声をかける。少年の目にあったのは悲しみより、自分自身が死ぬことへの恐怖だった。ドクシャが共に行くことを提案すると、少年は彼のそばへ近づく。

しかし、ドクシャは自らの振る舞いを偽善とも認識していた。その善行を見た星座から200コインが贈られる。今後の重大な出来事を生き抜くには、星座の関心を集める必要があると考えていたのだ。

運命を左右する「スポンサー選択」

トッケビは、最初のシナリオを突破した報酬として「スポンサー選択」の開始を告げる。星座が人間の後援者となり、その力で今後の生存を助ける仕組みだ。ドクシャの前には、4つの候補が表示された。

  • 深淵の黒炎竜:序盤では強大な攻撃力を得られるが、力の使用によって精神が侵食される危険がある。
  • 悪魔のような炎の審判官:正体は大天使ウリエルと考えられる。強力だが、その力には厳しい制約が伴う。
  • 隠密な謀略家:原作を唯一読み通したドクシャにも正体が分からない、未知の候補。
  • 緊箍児(きんこじ)の囚人:『西遊記』の斉天大聖・孫悟空を指す。圧倒的な力を持つ星座だ。

とりわけドクシャを驚かせたのは、孫悟空からの申し出だった。これほど強力な存在の化身になれれば、新世界での生存は大きく有利になる。

章末の引き――強大な力を選ぶべきか

だが、ドクシャは前方車両へ続く扉に目を向ける。その向こうでは、ある人物も同じように選択画面を見つめていた。たとえ斉天大聖を選んだとしても、自分はその人物に勝てるのか。

スポンサー選択の残り時間が1分と告げられる。ドクシャは4つの候補を見直し、長く迷うことなく決断へ向かう。彼がどの星座を選ぶのかは明かされないまま、章は幕を閉じる。