第14エピソード「王座の主(1)」。キム・ドクシャは金庾信の力を借り、黄山伐の戦場でケベクの化身と対峙する。戦いに勝利した後も金庾信の加護は残り、ドクシャは思いがけない要求を突きつけられる。
花郎の軍勢とケベクの抵抗
金庾信の烙印「花郎召集」によって、歴史の中で命を落とした花郎の精鋭部隊「龍華樹」が現れ、百済軍へ攻めかかる。目や手足を失った者もいる彼らは、魂や心がすり減ってなお、金庾信の命令に従って剣を振るう。
ケベクは死者を戦わせる金庾信を臆病者と呼び、一騎打ちを挑発する。しかし金庾信は応じず、龍華樹の兵力で押し切ろうとした。ケベクの化身チュ・ワンインは「国のための決死の覚悟」を発動し、何度倒されても軍勢を突破して金庾信へ迫る。
金庾信はさらに「援軍要請」を発動。背後から現れた亡霊の兵士たちがケベクへ襲いかかり、彼の化身は無数の槍に貫かれて倒れた。
黄山伐の戦いに決着
ケベクは、舞台が再現されても金庾信と一度も一騎打ちできなかったことを悔やむ。金庾信は、次の化身をしばらく選べなくなる危険を冒してまで、なぜケベクがシナリオを捨てたのかと尋ねる。ケベクは遠い目をして、意味ありげに笑うだけだった。
ドクシャは「不殺の王」の権能により、自分の手で直接人を殺せば王座を失う。事情を知った金庾信は、龍華樹の兵士にケベクの化身を倒させた。百済軍が全滅すると舞台変換は終わり、ドクシャには黄山伐の戦いの経験報酬として千コインが与えられる。殺害は間接的なものと判定され、不殺の王の権能も保たれた。
金庾信の要求と第四の壁
仲間たちがドクシャの無事を確かめるなか、彼は百済側から得たコインや品を加え、所持金が七万四千九百五十コインになったと確認する。金庾信の召喚時間は残り三分。ドクシャは簡平儀の残りの使用回数を無駄にしないため、龍華樹を再び立ち上がらせ、北へ進軍する。部隊は進路上の中小勢力を掃討し、国立古宮博物館に集まる王たちの軍勢も狙える規模だった。
金庾信はドクシャに後援星となることを申し出るが、ドクシャは断る。さらに金庾信は、次の後援星選択で自分を選ぶよう約束を迫った。簡平儀を通じて残る加護でドクシャの身体を支配し、彼の右手をユ・サンアへ向けさせる。金庾信は、約束しなければ彼女を傷つけると脅す。
ドクシャは自分の身体を誰にも渡さないと拒絶する。その瞬間、固有スキル「第四の壁」が発動し、第64話は幕を閉じる。