ユ・ジュンヒョクを追うキム・ドクシャたちは、劇場ダンジョン第7階で、歴史上の海戦を題材にした映画へ引き込まれる。圧倒的に不利な戦況の中、イ・ジヘの過去と、彼女を選んだ星座との縁が明らかになる。
第6階を越え、第7階の映画へ
第6階にユ・ジュンヒョクの姿はなかった。キム・ドクシャは犯人を知っているスリラー映画を素早く攻略し、報酬の500コインと技能「冷静な観察」を得る。この技能は、対象の動きを見て総合的な能力を把握するものだった。
第7階では映画のポスターの大半が破れていた。ユ・ジュンヒョクがすでにボスの部屋へ進んだと判断した一行は、急いで後を追う。しかし最後に残されたポスターによって上映が始まり、舞台は砲撃の飛び交う鳴梁海峡へ変わる。
指揮官不在の鳴梁海戦
敵側には日本の軍船が300隻。対する味方の板屋船は、あるはずの12隻ではなく1隻しかなく、指揮官のイ・スンシンも見当たらない。劇場の主が映画の筋書きを変えていた。
勝利の糸口を探すキム・ドクシャはイ・ジヘを捜す。彼女は船酔いで嘔吐し、戦うことを拒んでいた。星座「海戦の武神」が彼女を選んだ理由を、ドクシャは以前読んだ小説の記憶から思い出す。イ・ジヘはイ・スンシンの血筋ではなく、彼とともに水軍を率い、友として支えたイ・オッキの子孫だった。
やがてドクシャに、イ・ジヘを奮い立たせて鳴梁海戦に勝利する懸賞シナリオが発生する。制限時間は2時間、成功報酬は海戦の武神の聖痕。彼女が苦しむのは船酔いだけではない。最初のシナリオで自ら友人を殺しており、その友人が好きだった映画が、いま戦場となっている作品だった。
ドクシャは、ここで逃げても罪が消えるわけではないが、立ち上がれば人を救えると伝える。生き延びて自分の行為に責任を持つよう迫られたイ・ジヘは、罪悪感と自己嫌悪の中にも「死にたくない」という思いを見せる。
幽霊艦隊、そして最上階へ
イ・ジヘの意志に応えた海戦の武神は、彼女に新たな聖痕を授ける。剣を掲げた彼女が「幽霊艦隊」を発動すると、海上に12隻の船が現れた。実体のない艦隊は砲撃にも損傷せず、日本の軍船を次々と沈め、1時間も経たないうちに海戦を勝利へ導く。映画の結末が変わり、一行は500コインを獲得。懸賞シナリオの報酬として、キム・ドクシャも聖痕「剣の歌」を得る。
劇場へ戻った一行は、4,000コインと強化アンプルを使って能力を引き上げ、第8階「天上の庭園」へ向かう。草地の広がる屋上で、ついにユ・ジュンヒョクの背中を見つけたキム・ドクシャは、駆け寄って彼の後頭部を殴る。追跡の末にようやく合流したところで、第39話は幕を閉じる。