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『全知的な読者の視点から』第40話あらすじ|操られたユ・ジュンヒョクとキム・ドクシャの激突

第40話では、劇場ダンジョンの主に操られたユ・ジュンヒョクが、キム・ドクシャたちに襲いかかる。圧倒的な戦闘能力を持つ彼を止めるため、ドクシャは強化アイテムと自身の技能を駆使して対抗する。しかし戦いの中で、ユ・ジュンヒョクが抱える回帰者としての苦悩が明らかになっていく。

劇場の主に支配されたユ・ジュンヒョク

キム・ドクシャは、ユ・ジュンヒョクの体から不気味な灰白色の気配が漂い、8階の椅子に座る老人へつながっていることに気づく。老人の正体は「劇場の主の分身」。ユ・ジュンヒョクはすでにその支配下に置かれていた。

理性を失ったユ・ジュンヒョクはドクシャに強烈な一撃を放ち、防護服を損傷させる。ドクシャは屋上の反対側まで吹き飛ばされ、チョン・ヒウォンも応戦するが、力の差は大きい。ユ・ジュンヒョクは聖痕「伝承」を発動していた。過去に習得した技能を徐々に取り戻す力で、戦闘力はさらに高まろうとしている。

仲間たちの攻撃も通じない

イ・ジヘが駆けつける。ドクシャは劇場の主を狙うよう指示するが、ユ・ジュンヒョクが立ちはだかる。チョン・ヒウォンとイ・ジヘの剣による連携攻撃も、かつてティラノサウルスに通じたのにユ・ジュンヒョクには効かない。

イ・ジヘは反撃を受けて倒れ、チョン・ヒウォンも武器を失う。彼女の「審判の時間」は、絶対善の星座たちが応じなかったため発動できなかった。冷酷に見えても、ユ・ジュンヒョクの本質は善良だったためだ。

イ・ギリョンも雷撃で援護するが、ユ・ジュンヒョクは雷への耐性で攻撃を相殺する。

ティラノサウルスの遺伝子で反撃

追い詰められたドクシャは、イ・ギリョンにある役割を託し、自ら「暴君ティラノサウルスの遺伝子アンプル」を使用する。

これによって30分間、全能力が大幅に上昇。さらに「白清剛気」もレベル2へ成長し、ユ・ジュンヒョクと正面から剣を交えられる状態になる。それでも戦闘技術は及ばず、能力値で上回ったドクシャでさえ押されてしまう。

そこでドクシャは「全知的読者の視点」の第二段階を発動し、相手の思考を読み取る。

回帰者の孤独とドクシャの叫び

ユ・ジュンヒョクの内面には、回帰を繰り返す苦痛が渦巻いていた。人生をやり直すたびに仲間たちは記憶を失い、自分が歩んだ歴史も消えてしまう。彼は同じ出来事を繰り返すことに疲れ、自分だけが孤独に生きていると感じていた。劇場の主が彼を支配できたのも、こうした不安定な精神状態につけ込んだからだった。

その思考を知ったドクシャは激怒する。ユ・ジュンヒョクの攻撃を読みながら反撃し、彼がかつて抱いた決意や数々の戦い、失った大切な人々の記憶を突きつける。ドクシャは『滅亡した世界で生き残る3つの方法』全3,149話を読んだ人物として、ユ・ジュンヒョクの長い人生を知っていた。

語り続けるうちにドクシャ自身も物語へ深く没入していく。ユ・ジュンヒョクの記憶と、自分が小説を読みながら生き延びてきた日々の記憶が重なり始めた。ドクシャの本来の目的は、イ・ギリョンの行動に必要な時間を稼ぐことだった。

揺らぐ「第四の壁」と最後の問い

激しい戦闘と言葉の応酬の中、ユ・ジュンヒョクにはわずかな変化が現れる。しかし、ドクシャの過度な没入によって「第四の壁」が揺らぎ始める。

そしてユ・ジュンヒョクは、ドクシャをまっすぐ見つめる。

「お前は……誰だ?」

その問いを最後に、第40話は幕を閉じる。