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『全知的な読者の視点から』第36話あらすじ|隠し劇場ダンジョンと恐竜映画の幕開け

ユ・ジュンヒョクを救うため、キム・ドクジャたちは忠武路の隠しダンジョンへ向かう。だが、映画館の内部で待ち受けていたのは、映画の世界そのものが現実になる異常なシナリオだった。

ジュンヒョクを救う理由

道中、ドクジャはスマートフォンで、ジュンヒョクが第8回目の人生を諦める場面を読み返していた。現在のジュンヒョクはまだ第3回目の人生にいる。それなのに、すでに危険な選択を重ねているように見え、ドクジャは気を揉む。

同行するチョン・ヒウォンとイ・ジヘは剣の話で打ち解ける。ジヘが師匠のジュンヒョクからもらった剣を見せると、ヒウォンは自分の剣と比べた。やがてジヘは、ドクジャがなぜジュンヒョクを助けに行くのか尋ねる。ドクジャは「役に立つから」と答えるが、本当の目的は、彼の死によって回帰が起きるのを防ぐことだった。

回帰のたびに、置き去りにされた世界がどうなるのかは分からない。世界が巻き戻されるのか、別の世界として残るのか――ドクジャはその不確かさを案じていた。

予想外の先客

忠武路1番出口に現れたのは、難易度Aマイナスの隠しシナリオ「劇場ダンジョン」。ダンジョンの主を倒せば4,000コインを得られ、制限時間はない。地下1階から地上8階まである映画館で、壁のポスターは何枚も破られていた。ドクジャは、先に入ったジュンヒョクが報酬を回収しながら進んだのだと考える。

ところが上階には、見知らぬ4人組がいた。彼らは「預言者」から1,000コインで情報を買ったという。この時点でダンジョンの存在を知っているのはドクジャとジュンヒョクだけのはずだった。原作にない変化を疑うドクジャたちの前で、先客は青い光に包まれて姿を消す。唯一破られずに残ったポスターの前にいたドクジャたちも、同じ光に呑まれていく。

映画の中で始まる生存戦

上映開始の合図とともに、映画館は一変した。床は草木に覆われ、売店や受付は熱帯雨林となり、天井には青空が広がる。幻覚ではない。8階にいるダンジョンの主が、映画の世界を現実にしていた。

イ・ギリョンは、三畳紀の昆虫ティタノプテラと出会い、自身の能力で意思を通わせる。会話の後、彼の顔色が変わり、ドクジャを呼んだ。その直後、木々をなぎ倒しながら巨大な恐竜が現れる。先客たちは血に染まった口を持つティラノサウルスから逃げていた。ドクジャの見立てでは、その強さは七級の怪物に匹敵する。

恐竜映画に報酬はないと判断したジュンヒョクが、このポスターを残したのかもしれない。しかしドクジャは、この映画に重要な報酬が隠されていると知っていた。島の中央研究所には脱出用のヘリコプターも見える。映画の世界から出るには、恐竜を倒すしかない。ドクジャは仲間に戦闘を促し、映画にふさわしい結末を作ろうと告げる。ティラノサウルスとの決戦を前に、第36話は幕を閉じる。