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『小説の中のエキストラ』第100話あらすじ|風の山で消えたキム・ハジン

試験初日の夜、チェ・ナユンは候補生たちの投稿を眺めていた。ユ・ヨンハはチーム戦で三戦全勝した仲間との写真を載せ、シン・ジョンハクも勝利を誇る写真を投稿している。ヨンハと喧嘩したままのナユンは、仲直りのきっかけに彼女の投稿へ「いいね」を押した。 続いてキム・スホとキム・ハジンの写真を見たナユンは、メッセージアプリのプロフィールにある誕生日の印に気づく。贈り物を

試験初日の夜、チェ・ナユンは候補生たちの投稿を眺めていた。ユ・ヨンハはチーム戦で三戦全勝した仲間との写真を載せ、シン・ジョンハクも勝利を誇る写真を投稿している。ヨンハと喧嘩したままのナユンは、仲直りのきっかけに彼女の投稿へ「いいね」を押した。

続いてキム・スホとキム・ハジンの写真を見たナユンは、メッセージアプリのプロフィールにある誕生日の印に気づく。贈り物を迷った末、祝福のメッセージを送るが、返ってきたのは短い礼だけ。素っ気ない反応に、ナユンは不満を覚えた。

木曜日、中間試験が終わる。ハジンは個人試験では振るわなかったものの、チーム戦の成績で上位二百位以内に入り、来年は広い寮室を得られそうだった。彼は次週の野外行事に備え、食料やテント、調理器具を最高級の魔法の鞄へ詰める。四千万ウォンの鞄は二百キログラムまで収納できた。翌週の休講とジンソン財団主催の行事が告知されると、ハジンは原作で一行が「過去の幽霊」に遭遇し、アウトコール直後の一九七〇年を模した世界へ移される展開を思い出す。

考えを遮ったのはエバンデルの悲鳴だった。ハヤンが彼女の骨なしチキンをくわえていたのだ。説得もむなしく、ハヤンは最後の一切れを食べてしまう。泣きつくエバンデルに、ハジンは高い魔力親和性を持つ神秘的な動物だから大丈夫だと説明するが、彼女が怒っていたのは、ただ食べ物を奪われたことだった。

その後、公園でユ・ヨンハと会ったハジンは、頼んでいた弾薬九百発を受け取る。ヨンハは試験で渡せなかった誕生日祝いとして、高価な腕当ても贈った。装着すると肌にぴったりと馴染み、守られている感触がある。

試験後、ハジンはチームの仲間とカラオケへ向かう。別室にいたナユンと偶然会い、二人とも野外行事に参加すると確認する。トマーに袖を引かれて短く話した後、仲間の部屋へ入った。ジン・ホスンに続いて歌ったレイチェルは、美しい声とは裏腹に拍子も旋律も外し、朗読のように歌う。廊下ではナユンが笑い転げていたが、本人は満足したらしく、その日は合計六曲を歌って皆を困らせた。

翌週木曜日、野外行事の日。ハジンは集合場所のソウル・ポータル駅に二分遅れて到着し、シン・ジョンハクの用意したリムジンに乗る。キム・スホ、ナユン、ヨンハ、ジョンハク、イ・ヨンハンと風の山へ向かった。五十年前の魔力爆発で生まれた標高八百メートルの山は魔力濃度が高く、山頂では瞑想や模擬戦が予定されている。原作では一行が食料と水に苦労したため、ハジンは準備した鞄を頼もしく思った。

六人は和やかに登り始めるが、九十分歩いても山頂に着かない。さらに三十分が過ぎると不気味な気配が強まり、ユ・ヨンハは震え、ジョンハクも道を間違えたとは思えないと困惑する。キム・スホが「三十分も平坦な道を歩いている」と指摘し、一同は誰も異変に気づかなかったことに戦慄した。ジョンハクが自然発生した魔法の可能性を口にしかけたとき、スホがハジンの不在に気づく。ナユンが呼んでも声は山に反響せず、返事もない。六人いた一行からハジンだけが消え、残された五人は沈黙の中に立ち尽くした。