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『小説の中のエキストラ』第12話あらすじ|想定を超えた魔人の力と共同作者の介入

国立武器博物館で魔人との戦いが続くなか、キム・スホとチェ・ナユンは連携して敵に立ち向かっていた。七支刀を手にしたスホは魔人の攻撃を斬り払い、ナユンの矢が敵の肩を貫く。その隙を突いてスホが斬り込むが、傷口から噴き出した強烈な魔力によって吹き飛ばされ、博物館の壁に叩きつけられてしまう。 キム・ハジンにとって、それは本来起こるはずのない展開だった。自分が設定した物

国立武器博物館で魔人との戦いが続くなか、キム・スホとチェ・ナユンは連携して敵に立ち向かっていた。七支刀を手にしたスホは魔人の攻撃を斬り払い、ナユンの矢が敵の肩を貫く。その隙を突いてスホが斬り込むが、傷口から噴き出した強烈な魔力によって吹き飛ばされ、博物館の壁に叩きつけられてしまう。

キム・ハジンにとって、それは本来起こるはずのない展開だった。自分が設定した物語では、スホが隠された力を発揮して魔人を圧倒するはずだったからだ。しかし現実の魔人は想定以上に強く、ナユンの矢も通用しない。さらに魔人は黒い魔力から狼のような獣を生み出し、スホを足止めしながらナユンの顔をつかんで追い詰めていく。

展示場の奥へ退避したハジンは、近くにいた親子と思われる二人を危険から遠ざけ、自分も対抗手段を探し始める。取り出したノートパソコンで魔力弾の設定を確認すると、攻撃力は十段階中の三しかなかった。そこで魔人の闇属性に対抗するため、弾丸を光属性へ変更することを思いつく。

変更には大量のポイントが必要だったが、ハジンは惜しまず投入し、攻撃力を五・六まで引き上げた。こうして完成した一発の弾丸には、着弾後に追加爆発を起こす力が備わっていた。

ナユンが窒息寸前まで追い詰められるなか、ハジンはスホに退避を促して発砲する。光の弾丸は凄まじい威力を発揮し、その反動で拳銃は破裂、ハジン自身も手に激痛を負った。しかし弾丸は狙いどおり魔人の左肩に命中し、追加爆発によって腕を消し去ることに成功する。拘束を解かれたナユンは地面に倒れ、スホはこの好機を逃さず、剣聖の力を発揮して魔人を打ち破った。

戦闘後、負傷したハジンのもとに、先ほど避難させた子どもが現れる。子どもが手に触れると傷は瞬く間に治癒した。ハジンは、その子が英雄協会の発見した治癒の権能を持つ存在だと気づく。

一方、意識を取り戻したナユンは激しく嘔吐していた。死の恐怖に直面した衝撃は大きく、背中をさすろうとするスホの手さえ払いのけてしまう。ハジンは彼女の兄が慰めに来るだろうと口にするが、その無神経な態度はナユンの怒りを買う。ハジン自身も、魔人の強さが設定と異なっていた理由を理解できずにいた。

その頃、別の場所で魔物を討伐していたユン・スンアは、博物館に魔人が出現したとの報告を受ける。すでにキューブの生徒三人が解決したと聞いた彼女は急いで現場へ向かい、退出するハジンと遭遇する。人気英雄である自分を前にしても平然と振る舞う彼に、スンアは興味と疑問を抱いた。博物館内では、娘を案じて駆けつけたチェ・シンヒョクとも顔を合わせる。

その後、ハジンは変わり果てた街の一角で思索に沈む。そして重大な事実を思い出す。ここは自分が書いた小説そのものではなく、共同作者が手を加えた改作版の世界だったのだ。

直後、ノートパソコンに物語の欠点を指摘する通知が届く。主人公たちに危険がなければ読者は退屈するという判断のもと、敵対者の力を強化する応急措置が示されていた。魔人が想定以上に強かった理由を示唆するその通知によって、ハジンは自分の知らない介入が物語を変えている現実に直面する。