第61話では、キム・ドクシャが新羅の王を名乗るミン・ジウォンの勧誘を退け、仲間とともに光化門へ向かう。道中ではイ・ソングクに起きた変化が明らかになり、光化門では王たちをめぐる新たなメインシナリオが始まる。
ミン・ジウォンとの交渉
ミン・ジウォンはドクシャに二千コインを提示し、配下に加わるよう求める。しかしドクシャは即座に拒否する。
後三国時代の新羅王を自称し、三国統一を宣言するジウォンに対し、ユ・サンアは新羅が当時もっとも弱い勢力だったと歴史知識から指摘する。動揺したジウォンは報酬を三千、三千五百、さらに三千七百コインへと引き上げていく。
そこでドクシャは逆に、二万コインでジウォンとその軍勢を買うと提案し、実際に所持コインを表示する。ジウォンの部下が反発すると、ドクシャは彼の背後にいる星座が花郎の官昌だと見抜き、百済の階伯と黄山伐の戦いに言及する。
さらに所持コインの数字を増やして見せ、相手を圧倒したドクシャは、金ですべてを解決できるわけではないと告げて立ち去る。
イ・ソングクから消えた属性
新羅の一行と別れたあと、サンアはジウォンが有名人なのかを尋ねる。歴史劇をよく見ていたのに知らなかったという彼女に、イ・ギリョンも自分は知らないと答える。
一方、ジウォンを有名女優だと話していたイ・ソングクは、突然なぜ彼女を知っているのかわからなくなる。
不審に思ったドクシャが「登場人物一覧」を使用すると、ソングクの情報から「九番目に降りた者」という属性が消えていた。
ドクシャは、ソングクが知っていた未来の範囲を現在のシナリオが越えたため、属性を維持する資格を失ったのではないかと考える。そして未来を知る者たちも、知識の範囲に現実が追いつけば普通の登場人物になるのではないかと推測し、自分にも同じことが起こる可能性を思い浮かべる。
その思考は、ジウォンがドクシャにわずかな好感を抱いたという通知で中断される。ドクシャは、十一回目の回帰でジウォンがユ・ジュンヒョクを平手打ちしたあと、その回帰を通じて彼を支援した出来事を思い出し、不吉な予感を覚える。
光化門に隠された剣とドクシャの狙い
一時間後、ドクシャたちは光化門付近の建物の間を慎重に進んでいた。姿は見えないものの、ドクシャが書いた文章を購入した王たちが周辺に潜んでいると考えていた。
その文章には、国立古宮博物館に強力な「四陰魔斬剣」が隠されていると記されていた。最高等級という記述は誇張だったが、剣の存在自体は事実であり、三回目の回帰におけるユ・ジュンヒョクも序盤に好んで使っていた武器だった。
ただし、ドクシャの目的は剣ではない。剣を狙う王たちが動く隙に、別の遺物を手に入れる計画だった。
黄金の玉座と新たなシナリオ
王たちが動く時機をうかがうドクシャの前に、中級トッケビが姿を現す。
光化門の中央から黄金の光をまとった玉座がせり上がり、その場にいる王たちは、座れるのがただ一人の王だけだと悟る。
そしてメインシナリオ第4番「王の資格」の開始が告知され、第61話は幕を閉じる。