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『小説の中のエキストラ』第35話あらすじ|数字の救難信号と遠距離狙撃

試験を翌週に控えたキューブのトレーニング施設は、鍛錬に励む候補生たちで賑わっていた。キム・ハジンも筋力トレーニングに取り組むが、130キロのベンチプレスはまだ重く、めまいを感じる。 そこへパク・スヒョクから連絡が届く。ハジンは山参の売却で得た約五億ウォンのうち、二億五千万を株式購入に充て、残りをSHエージェンシーに投資していた。まだ実績のない小企業への投資に

試験を翌週に控えたキューブのトレーニング施設は、鍛錬に励む候補生たちで賑わっていた。キム・ハジンも筋力トレーニングに取り組むが、130キロのベンチプレスはまだ重く、めまいを感じる。

そこへパク・スヒョクから連絡が届く。ハジンは山参の売却で得た約五億ウォンのうち、二億五千万を株式購入に充て、残りをSHエージェンシーに投資していた。まだ実績のない小企業への投資に戸惑うスヒョクに対し、ハジンは会社ではなく彼自身の将来性を買っていると考えていた。

続いてユ・ヨンハから数字の「9」だけが送られてくる。不審に思いながらも運動を再開したハジンだったが、回数を数えるうち、その数字が救難信号ではないかと思い至る。

その頃、ヨンハはキューブの二年生寮のペントハウスに監禁されていた。リリスの寵愛を受ける魔人ユン・ヒョンに制圧され、異次元の収納空間を使って連れ去られたのだ。ヒョンは救難信号を嘲笑し、彼女のスマートウォッチを破壊する。室内には結界が張られており、助けが来ても侵入できないと豪語した。

椅子に拘束されたヨンハは必死に抵抗するが、拘束魔法によって身動きが取れない。ヒョンは誘惑の悪魔の力で彼女の精神に干渉し、屈服させようとする。ヨンハが追い詰められた瞬間、窓から飛来した光の弾丸がヒョンを貫いた。

聞き覚えのある声が響き、ヒョンの傷は魔人特有の再生能力でも治らないと告げる。弾丸には改良が施され、摘出手術を受けなければ回復できないという。激怒したヒョンが魔力を周囲に放っても、遠方の狙撃手には届かなかった。弾丸は肩や胸、膝などを次々に撃ち抜き、ヒョンの動きを封じていく。助かると悟ったヨンハは緊張が解けて眠気に襲われる。声の主は、スホが間もなく到着すると伝え、天井のスピーカーをハッキングして話していると明かした。

一方、ハジンは「真実の書」でヨンハの誘拐を確認していた。事件の発生時期が早まり、ユン・ヒョンの設定まで変更されていたため、すぐにスホへ知らせ、自らも行動を開始したのだ。体力と持久力の向上により五分で見晴らしのよい山頂へ到達し、約1.5キロ先から狙撃する。

使用したのは、エーテルとデザートイーグルを融合させた全長1.5メートルの対物狙撃銃だった。新しい狙撃銃形態の追加には、エーテルとの融合を条件としても250ポイントを消費した。

その後、スホは結界を破って室内へ突入し、わずかに抵抗するヒョンを一太刀で倒す。ハジンが武器の融合を解除すると457ポイントを獲得し、幸運による11%の追加報酬も得た。長距離狙撃の成功で射撃能力も第7段階へ上昇する。遠くではスホがヨンハを背負い、キューブの英雄たちも寮へ駆けつけていた。犠牲者を減らし、ヨンハとスホの間に接点も生まれたことに、ハジンは多少の混乱はありつつも満足する。