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『小説の中のエキストラ』第36話あらすじ|ヨンハの感謝と幸運の当選、カメレオン旅団の動向

目を覚ましたユ・ヨンハが最初に見たのは、病室でリンゴを切っているキム・スホの姿だった。医師によれば身体に異常はなく、多少の痛みやこわばりはあるものの、起き上がることもできる。スホはチェ・ナユン、シン・ジョンハク、キム・ホラクと交代で看病していた。同じ調査チームなのにヨンハへの配慮が足りなかったと謝るスホに、彼女は呆れながらも、その愚直な優しさに思わず笑みをこ

目を覚ましたユ・ヨンハが最初に見たのは、病室でリンゴを切っているキム・スホの姿だった。医師によれば身体に異常はなく、多少の痛みやこわばりはあるものの、起き上がることもできる。スホはチェ・ナユン、シン・ジョンハク、キム・ホラクと交代で看病していた。同じ調査チームなのにヨンハへの配慮が足りなかったと謝るスホに、彼女は呆れながらも、その愚直な優しさに思わず笑みをこぼす。

スホが差し出したウサギ形のリンゴを見て、ヨンハの表情も和らいだ。彼女はハジンが見舞いに来たか尋ねかけるが、自分の行いを考え、訪問を期待できる立場ではないと思って言葉を引っ込める。窓の外の明るい景色を眺め、今回の出来事で多くを感じたと自覚する。一度の経験で性格が変わるわけではない。それでも、反省なのか感謝なのか整理できない思いを胸に、ハジンへ借りは必ず返すというメッセージを送った。

その頃、ハジンはパク・スヒョクと会っていた。スヒョクは自分の会社SHエージェンシーへの出資を何度も確認し、受け取ってよいのか戸惑っている。ハジンは狩猟用車両や適切な魔法のポーチを購入してほしいと考え、出資を受け入れるよう促す。スヒョクは二十九歳だった。ハジンは単なる投資家ではなく、会社を共に育てる事業仲間として接してほしいと頼み、ようやく堅苦しい敬語をやめさせた。

二人はその日、獲物を二体だけ狩るつもりでフィールドへ向かう。しかし途中のコンビニで、ハジンは宝くじの購入を提案した。並外れた幸運を生かして資金を得る方法は以前から考えていたが、保護者のいない未成年という立場のため実行できずにいたのだ。宝くじを無駄遣いだと考えるスヒョクを説得し、インスタントくじを十枚購入する。

最初の九枚は外れだったが、最後の一枚で二千万ウォンが当選した。一等の一億ウォンには届かなかったものの、スヒョクは驚愕する。ハジンは未成年で換金できないため当選券を彼に渡し、追加出資として契約を修正するよう頼んだ。券を受け取ったスヒョクは、周囲を警戒し始める。

一方、水原の廃工場では、カメレオン旅団の首領が仲間から報告を受けていた。標的のパックホース・マスターが株式市場に上場したため、首領はほかのことに関わらず盗みに専念するよう命じる。報告者は、同社の株を三百万、千万、二億五千万ウォンと続けて買った人物がいると伝えた。ギルド紹介ページもない段階での大量購入は不自然だが、首領は取り合わなかった。

続いて、情報サイト「バイオレット・バンケット」に現れた「遺物探索会社」「鐘閣の犬肉スープ」「真実情報局」の三つのページが話題になる。最初の二つは徐々に評判を得ている一方、真実情報局の実力はまだ分からない。報告者は、探している人物の手掛かりになる可能性を示すが、首領は関心を示さない。会話の最後、報告者が来週始まるキューブの試験を見に行くか尋ねると、首領はため息をつきながらも行くと答えた。