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『小説の中のエキストラ』第21話あらすじ|聖痕の力と連続失踪事件の始まり

ジン討伐の表彰式は、長い予行演習と待ち時間の末、わずか五分で終わった。キム・スホ、チェ・ナユンに続いて表彰状を受け取ったキム・ハジンは、ユ・シヒョクから報酬が一千五百万ウォンだと聞き、待たされた不満を忘れる。式の後、ギルド関係者はスホとナユンに集まり、ハジンには誰も声をかけなかった。彼は事件に偶然居合わせただけと思われているのだろうと考え、会場を離れる。 近

ジン討伐の表彰式は、長い予行演習と待ち時間の末、わずか五分で終わった。キム・スホ、チェ・ナユンに続いて表彰状を受け取ったキム・ハジンは、ユ・シヒョクから報酬が一千五百万ウォンだと聞き、待たされた不満を忘れる。式の後、ギルド関係者はスホとナユンに集まり、ハジンには誰も声をかけなかった。彼は事件に偶然居合わせただけと思われているのだろうと考え、会場を離れる。

近くの喫茶店でノートパソコンの更新内容を確認すると、「真実の書」、インターネット、聖痕の三機能が追加されていた。インターネットからは、通常なら高額な会費が必要な情報取引サイトにも接続できる。中でも、非公開情報や武器、懸賞金、依頼を扱う闇市場「バイオレット・バンケット」の会員資格は、200SPで取得できると分かった。

そこへ、序列一位のギルド「創造主の聖恩」の副団長ユン・スンアが現れ、名刺を渡してジン討伐について尋ねようとする。ハジンは彼女の関心が光属性の弾丸にあると見抜いていた。期待に届かない人材を切り捨てる冷徹さも知っているため、単なる好奇心に応じるのは避けたい。彼は質問を拒み、名刺を返し、中間試験が近いと言って先に店を出た。

午後一時、寮に戻ると税金を差し引かれていない報酬が振り込まれていた。ハジンはその全額でパックホース・マスターの株を買い、保有数は十万株を超える。続いて聖痕を試すと、左上腕に刻まれた印から青い魔力が流れ出し、三角形や円、刃の形を取った。魔力を扱えなかったハジンにも、聖痕に蓄えられた力は意識するだけで使えた。

さらに「真実の書」を思い浮かべると、魔力が一冊の本となって現れる。十分な魔力があれば、どんな質問にも答えるという説明が聞こえた。試そうとした瞬間、スマートウォッチに緊急警報が届く。ワールドクラスの新入生ジン・ハジョンを最後に見た人物を探しているという。ハジンは、六人が被害に遭い、最後にユ・ヨンハが失踪する「キューブ連続失踪事件」が始まったと気づく。

直後、ヨンハから連絡があり、彼女は失踪警報への関与を確かめた後、巨大な魔物「巨大沼地兵」の急所を尋ねる。将来有望な彼女でも、今は敵を容赦なく切り捨てる危うさがあると考え、ハジンは情報を渡さない。実際、彼自身も魔物の大まかな設定しか作っておらず、具体的な急所は知らなかった。会話を打ち切ったヨンハは、今後は馴れ馴れしく話しかけるなと言う。大人びて見える彼女もまだ十七歳だと、ハジンは思わず笑った。