キム・ハジンは、真実を答えるギフト「真実の書」を使い、バイオレット・バンケットで情報販売者として活動する計画を立てる。サービス名は「真実情報局」。質問には知っている範囲で答え、人物を調べる場合は名前だけでなく写真や身元などの情報を求める。最低料金は十万ウォンで、回答の正確さを保証する代わりに返金はしない。評判が広がるまで時間がかかると見込むハジンは、数年後を見据えた長期投資として登録を申請した。
日曜深夜、キューブの初心者用トレーニングセンターには中間試験前の訓練生が集まっていた。キム・スホとイ・ヨンハンは、珍しく運動するユ・ヨンハや英国王室出身のレイチェルを眺める。そこでは、軽い器具に苦戦するハジンを周囲が嘲笑していた。ナユンだけは、ソウルで強い魔力を見せた彼が弱いふりをしていると疑うが、スホとヨンハンは納得しない。
やがて素行の悪い男子訓練生三人がハジンを侮辱する。彼は反応せず鍛錬を続け、ナユンは居心地悪そうに立ち去る。スホが止めようとすると、ヨンハンは三人がシン・ジョンハクの取り巻きだとして制止した。
翌朝、ハジンは能力値が上がっていることを確認する。筋力1.835、持久力1.945、速度2.15、知覚3.055、生命力1.765、魔力1.315。まだ鍛えた一般人程度だが、ガリ山のダンジョンで隠しステージの報酬を狙える日も遠くないと考える。
スマートウォッチには匿名の脅迫メッセージが届き、部屋の表札にも侮辱語が刻まれていた。監視カメラに映らないよう魔力で細工されたらしい。ハジンには黒幕の心当たりがあったものの、確証はない。登校後もキム・ヒョクスに頭を叩かれるが、相手の顔と名前を覚え、反応せずにやり過ごす。嫌がらせでSPが増えることもあり、深刻には受け止めていなかった。
その後、現象界分析の筆記試験結果が掲示され、一位はハジン、二位はレイチェルだった。キューブでは試験順位を公開する慣習がある。結果を見たレイチェルは衝撃のあまりペンを折り、呆然とする。ハジンは、彼女が大小すべての筆記試験で一位を譲ったことがなかったという設定を思い出す。彼の首位獲得は、レイチェルにとって初めての敗北となった。