昼食後、エバンデルの種をめぐる気まずさが収まると、レイチェルはキム・ハジンに協力を申し出た。ハジンは快諾する。レイチェルはすでにジュ・ヨフンとも組んでいることを気にしていたが、ハジンは彼のことなら心配いらないと告げた。実は、ジュ・ヨフンをシン・ジョンハクに対処させるよう仕向けていた。
その頃、レイチェルをランカスター配下の魔人たちに差し出したジュ・ヨフンは、魔物を狩って得点を稼ぎ、拠点へ戻っていた。だが、草小屋は崩れ、食料にしていた動物の血肉が散乱している。中心には、奪った試験用腕時計を弄ぶシン・ジョンハクが座っていた。背後にはキム・ホラク、ジン・ハンジュン、オ・ジフンら実力者も控えている。
ジュ・ヨフンとジョンハクには士官学校時代からの因縁があり、ジュ・ヨフンが悪魔と契約した理由の一端もジョンハクにあった。ジョンハクが投げた枝には、拠点の座標と挑発文が記されていた。自分が送ったものではないと弁解するジュ・ヨフンに、ジョンハクは第三者の仕業だと分かっていると告げる。それでも、彼を許すつもりはない。五対一の状況で逃げ出したジュ・ヨフンへ、ジョンハクは槍を放った。
島の中央よりやや北にある監督塔では、試験監督として参加するユン・スンアがハジンに注目していた。彼女は海峡の精髄の内部対立を利用し、極秘文書「ユ・ヨンハ報告書」を入手していた。そこではユ・ヨンハがハジンをキム・スホ以上に評価している。報告の真偽は不明だが、スンアはハジンが光の魔力を覚醒させたことも把握しており、調べる価値があると考えた。世界ランキング307位のスンア自身は200点の対象でもあるが、目立つ誘いには誰も近づかないとヴィエリに指摘され、隠れて観察することを考える。
夜の見張りを引き受けたレイチェルは、小さな白金の弾丸を取り出した。自分を救ったのは銃を使うハジンだと確信していたが、彼が救助を否定した理由も、危機を察知できた理由も分からない。彼女は英国でランカスターが優しく微笑み、自分を守ると誓った過去を思い出す。だが、彼は恐ろしい暗殺者となって戻ってきた。今回の襲撃にも関与している可能性が高く、レイチェルは深い悲しみに沈み、あの時、自分も彼らとともに死ぬべきだったのではないかと思い詰めた。
翌朝も島は暗闇に包まれていた。ハジンは牛肉を焼き、玉ねぎやパプリカ、特製ソースを添えたステーキとご飯をレイチェルに振る舞う。食後、試験用腕時計を確認すると得点が前日より4点増えていた。夜の見張り中に魔物が現れ、レイチェルが倒した得点をハジンにも分けていたのだ。
試験三日目、二人は別々に狩りへ向かう。ハジンは成長したギフトと、エーテルで強化した訓練用拳銃を使い、危険な魔物を避けながら遠距離から仕留めていった。やがて湖を見つけ、奇襲型のワニの魔物を誘い出そうと、聖痕の魔力で光球を作る。湖上に浮かべた直後、背後に気配を感じて声を上げると、それは消えた。ハジンは草むらの奥を見通し、そこにチェ・ナユンを見つける。彼女がいったん後退して立ち止まると、ハジンは足元の地面へ銃弾を撃ち込み、森に短い悲鳴が響いた。