ユ・ジュンヒョクがキム・ドクシャを自分の「仲間」と認めたことで、戦いの空気は一変する。その言葉に最も強く動揺したのは、41回目の回帰に由来するシン・ユスンだった。彼女の知るユ・ジュンヒョクは、長い戦いを共にした者たちにさえ、仲間という言葉を向けなかったからだ。
意識を肉体の外に置いた状態で戦いを見守るドクシャも、予想外の発言に驚く。しかし、星座たちが二人の絆に感動してコインを支援する様子を見て、ジュンヒョクは支援を得るためにそう言ったのではないかと考える。それでも、ジュンヒョクがこの回帰で失った仲間のために敵を討とうとする姿は、ドクシャの心を動かした。物語を読んできた一人の読者だった自分が、主人公に仲間として認められたという事実は、彼にとって特別な意味を持っていた。
一方、シン・ユスンはその言葉を受け入れられず、激しい怒りをジュンヒョクにぶつける。圧倒的な力を持つ彼女の拳は、強力な剣を変形させ、ジュンヒョクの身体にも深刻な傷を負わせた。41回目の回帰を経験したシン・ユスンと、まだ成長の初期段階にいるジュンヒョクの間には、埋めがたい実力差があった。
彼女は、過去に共に戦ったイ・ジヘやイ・ヒョンソン、イ・ソルファたちの存在を問い詰める。しかし、現在のジュンヒョクには彼女の語る経験がない。彼が確かに知っているのは、目の前のシン・ユスンが今の回帰で自分の仲間を殺したということだけだった。ジュンヒョクは傷つきながらも攻撃を続け、彼女を倒そうとする。
このままではジュンヒョクが命を落とすと危惧したドクシャは、「全知的な読者の視点」を利用して彼の視点へ移ろうとする。ところが、必要な条件が満たされず失敗する。肉体を離れているという条件は満たしていたものの、相手も自分のことを考えていなければならなかったのだ。ジュンヒョクへの移行を断念しかけたそのとき、別の人物が自分を意識していることに気づく。ドクシャはその人物へ意識を向け、視点の切り替えに成功した。
その相手はシン・ユスンだった。彼女の内側には、長い年月の中で忘れていた感情が揺れ動いていた。ジュンヒョクが仲間という言葉を使ったことは、かつての自分との関係にも別の可能性があったのではないかという思いを呼び起こす。しかし彼女はその変化を認めようとせず、発言を撤回するよう迫った。
ジュンヒョクが応じないと、シン・ユスンは怪物たちに彼を拘束させ、今度は彼の周囲にいる人々を標的にする。怪物の門から強力な存在を呼び出し、漢江周辺の人々にも被害を広げていった。
そこへ、傷ついた師匠を守ろうとイ・ジヘが立ちはだかる。彼女は星座の力によって漢江に幽霊船の艦隊を出現させ、一斉砲撃を仕掛けた。だが、シン・ユスンの防御能力は砲撃を受けても傷ひとつ負わないほど強力だった。
さらにシン・ユスンは、自分の知る別の回帰でジヘが迎えた悲惨な最期と、その死に対するジュンヒョクの冷淡な言葉を告げる。ジヘの全力の攻撃が通じないまま、彼女は今度こそ苦しませずに殺すと宣言する。
ドクシャの意識がシン・ユスンの視点に入り込む一方、ジュンヒョクは拘束され、ジヘも圧倒的な敵を前に追い詰められた。仲間という一言によって表面化した過去と現在の食い違いは、シン・ユスンの怒りをさらに激化させ、戦いはジュンヒョクだけでなく、その仲間たちの命を脅かす局面へ進んでいく。