第14エピソード「王座の主(5)」。王たちの戦いに暴君王チョン・ヨンホが加わり、王座をめぐる争いは激しさを増す。偽王ハン・スヨンが仕掛けた策が明らかになる一方、キム・ドクシャが待っていた最強の王も戦場に現れる。
ハン・スヨンの正体と暴君王の参戦
ドクシャは切り落とした首を手に、相手が分身であり、本名はハン・スヨンなのかと問いかける。本人は肯定し、第一使徒であることも明らかになる。スヨンは、ドクシャの盗作小説を文章版にして広めたと認めるが、それは盗作ではないと反論する。
その直後、光の輪が人々を切り裂き、巨大な輿が近づいてくる。輿から現れたのは暴君王チョン・ヨンホ。彼は光の輪を放つ隠し道具「三環輪」を手に、周囲の人々を次々と倒す。ドクシャが「登場人物一覧」で確認すると、チョン・ヨンホは三種類の強化パッケージを利用していた。彼は後援星との共感を極限まで高め、自らを燕山君と名乗る。弥勒王チャ・サンギョンや地龍王ク・デソンら反暴君王同盟も、各自の後援星との共感を高めて迎え撃った。
第二の「王の資格」試験
ハン・スヨンは、ドクシャが王たちを消耗させて四陰魔斬剣を得るつもりなのだろうと見抜く。その最中、中級トッケビが「王の資格」の第二試験を告げる。絶対王座に挑むには黒旗を持ち、ほかの王を排除しなければならない。最終試験へ進めるのは五人だけだが、残る王は十四人。そのうち十二人は隠しダンジョン内にいるという。
ハン・スヨンはドクシャが旗を持つ王だと周囲に暴露する。王たちがドクシャへ注意を向けた隙に、彼らの忠臣たちが背後から襲いかかった。忠臣たちは首を落とされても血が流れない分身で、奪った星の宝石を一人の人物へ集めていた。姿を現したスヨンは七つの宝石をそろえ、「偽王」として四陰魔斬剣を召喚する。
しかし、剣を手にしたスヨンの魔力は、分身を多用したため弱まっていた。主要な王たちも生き残り、彼女は追い詰められる。ドクシャが助力を申し出ても、スヨンは拒んだ。戦場は同盟を失った乱戦となり、王の残数は十一、十、九、八と減っていく。別の場所で誰かが王を倒しているのだ。
暴君王を一撃で倒した男
やがて天井が崩れ、強大な魔力の嵐がチョン・ヨンホを襲う。暴君王の身体は粒子となって砕け、残る王は七人になった。現れた男の力にハン・スヨンも恐怖して後ずさる。
ドクシャは、ソウル七王の中で最強なのは暴君王だという見立てが誤りだったと悟る。黒旗を背負った男がドクシャの名を呼ぶ。その人物こそ、ソウル七王で最強の「覇王」ユ・ジュンヒョクだった。