第44話「未来の戦争(3)」では、第4シナリオが始まったばかりの忠武路駅に、東大門から来た一行が現れる。彼らは同盟を申し出るが、キム・ドクシャはその言動に警戒を強める。情報不足を補う好機に見えた提案は、やがて忠武路の旗を狙う襲撃へとつながっていく。
東大門からの訪問者と同盟の提案
暗いトンネルから、白いバイクに乗った男女4人が忠武路駅に現れた。
先頭に立つキム・ドクシャが武器を向けて制止すると、男の一人はカン・イルフンと名乗り、東大門グループの運営を補佐していると説明する。
ドクシャが「登場人物一覧」を使って確認すると、カン・イルフンは噂の扱いに長けた人物だった。人物情報には、真偽を問わず噂を広めるため注意が必要だと記されていた。
カン・イルフンの目的は、忠武路との同盟だった。
彼によれば、駅ごとに第3シナリオの内容や期間が異なり、第4シナリオはすでに2日前から進行しているという。忠武路は他の駅より出遅れており、情報面で不利な立場にあった。
東大門は忠武路を攻略対象にしておらず、互いの目標が異なるため協力できるとカン・イルフンは主張する。
しかし、ユ・サンアが、なぜ他の駅ではなく忠武路を選んだのかと質問すると、彼は他の駅ではすでに同盟が成立していると答えた。
さらに、東大門側はシナリオ攻略の秘策を知っており、同盟を結べば教えると持ちかける。
代表者との面会、そして罠の発覚
チョン・ヒウォンは相手を信用できないと反対し、イ・ヒョンソンは情報を得られる利点を認めつつも警戒を示した。
仲間の意見を聞いたドクシャは、東大門の代表者と会ってから同盟を判断すると告げる。
ドクシャ、ユ・サンア、イ・ヒョンソン、チョン・ヒウォンの4人は、東大門側のバイクに同乗して出発した。一方、「多様な意思疎通」の使いすぎで眠ったままのイ・ギリョンは、保護を命じたうえでコン・ピルドゥのもとに残した。
出発から約20秒後、ドクシャはカン・イルフンに、忠武路にはユ・ジュンヒョクという恐ろしい男がいると聞いていないか尋ねる。
その直後、ドクシャの合図で仲間たちは一斉にバイクから飛び降りた。
ユ・サンアが「拘束の糸」で4台のバイクを結びつけると、車体は激しく衝突。ドクシャたちは天井につないだ糸によって無事だった。
ドクシャは、トンネルに潜んでいた伏兵をすでに察知していたのだ。
チョン・ヒウォンの「審判の時間」
待ち伏せが見破られると、カン・イルフンは攻撃を命じ、隠れていた敵が姿を現した。
彼らの狙いはドクシャの旗だった。
襲撃を受けたチョン・ヒウォンは、絶対善の星座たちの承認を得て「審判の時間」を発動する。さらに「悪魔討伐」の力を使い、赤く染まった目で敵に斬りかかった。
隠れていた10人の敵は、ヒウォンによって次々と倒された。隠しダンジョンの攻略後、彼女の能力値が大きく上昇していることも明らかになる。
ドクシャも「白清剛気」を使い、カン・イルフンを難なく制圧した。
しかし、戦いはこれで終わらなかった。
忠武路駅を襲う別働隊
イ・ヒョンソンの叫びを受けて振り返ると、忠武路駅でも騒ぎが起きていた。
ドクシャたちが駅を離れた直後、別の集団が襲撃を開始していたのだ。
カン・イルフンをユ・サンアに拘束させ、ドクシャは忠武路へ急行する。
ホームではすでに乱戦が始まっていた。明洞方面から押し寄せた数十人の敵が、忠武路の人々に武器を向けている。
その武器の中には、明洞へ向かった地主連合の一員が使っていたものもあった。ドクシャは、先に出発した地主連合の人々も襲われたことを悟る。
敵の中で目立っていたのは、赤い旗を頭に巻いた男だった。
男は、制圧は後回しにして旗を立てれば終わりだと叫ぶ。
彼こそが、敵側の「代表者」だった。
第44話の結末
東大門グループの同盟提案は、ドクシャを忠武路から引き離し、その旗を奪うための罠だった。
トンネルでの待ち伏せは退けたものの、忠武路駅では敵の代表者を含む集団が攻撃を続けている。
ドクシャはホームの乱戦を目にしながら、まず確認すべきことがあると考えて状況を見守る。
第44話は、敵の代表者が旗を立てようとしていることが判明した場面で幕を閉じる。忠武路の旗が守られるかどうかは、まだ決着していない。