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『小説の中のエキストラ』第86話あらすじ|覚醒するミステルテインと新たな勧誘

キム・ハジンは、キム・スホが手にした枝について、破滅の剣士を倒した報酬がただの枝であるはずはないと説明する。北欧神話で光の神バルドルを倒したミステルテインではないか、ただし今は未覚醒なのだという見立てだ。スホは納得するが、倒れている白人男性はまだ生きている。ハジンは彼が魔人だと伏せ、全財産を投じたパックホース・マスターの株価が下がるのを恐れて、その場を離れよ

キム・ハジンは、キム・スホが手にした枝について、破滅の剣士を倒した報酬がただの枝であるはずはないと説明する。北欧神話で光の神バルドルを倒したミステルテインではないか、ただし今は未覚醒なのだという見立てだ。スホは納得するが、倒れている白人男性はまだ生きている。ハジンは彼が魔人だと伏せ、全財産を投じたパックホース・マスターの株価が下がるのを恐れて、その場を離れようとする。協会に報告すべきだというスホにも、証拠がなく、手続き外でダンジョンへ入った自分たちが処罰されかねないと説明する。これは財産を守るための嘘だった。

山を出た二人は、月明かりの下で休憩する。聖痕の魔力を一撃に使い切ったハジンは、左腕が動かないほど消耗していた。彼はスホに、蝶の苗床の粉を見せる。精霊から贈られた粉で、人や物に秘められた力を目覚めさせる触媒だと説明し、ミステルテインに使うと申し出る。大切な品を使ってよいのかと心配するスホに、神話級の武器にこそ使うべきだと押し切った。粉を振りかけると青い光が枝に流れ込み、表面は黒く変わり、先端から葉が一枚落ちた。ハジンは枝をスホに渡し、葉を自分のものにする。腕時計で調べると、それは覚醒後に残った副産物で、茶にすれば身体の健康を高め、粉末にすれば武器の材料になると分かった。

危険な山を下る途中、ハジンは木の根につまずく。掘り出した根は以前にも手に入れた高麗人参で、彼はこっそり鞄へしまった。午前一時五十三分、二人は二時に閉まるポータル駅へぎりぎり到着する。スホは家族に会ってから帰ると言い、今日の礼を伝える。その誠実な笑顔を見たハジンは、彼が信念を曲げず正義を貫く、この世界の主人公なのだと改めて思い出す。

寮へ戻ると、目を覚ましたエバンデルがハジンの腕に飛び込んだ。疲労の中、彼は受け取った名刺の組織を調べる。ジェロニモ傭兵団は任務成功率九十九・七パーセント、団員二十三人とうたうが、その多くはジェインの「迷彩」による偽装で、実際には五、六人のカメレオン旅団員が演じている。ボスがシン・ジョンハクではなく自分を勧誘したのは、旅団の空席を埋めるためかもしれないとハジンは考える。チェ・ナユンから届いた勉強の誘いを見て、兄のチェ・ジニュンを思い浮かべた彼は、旅団の助けを借りれば誰にも知られず兄を殺せるかもしれないと考える。

水原の悪魔の巣では、ボスとジェインがハジンの戦闘映像を見ていた。石一つで大きな破壊力を生む力に加え、相手が魔人だと知らないまま殺意をもって攻撃した冷徹さを、ジェインは高く評価する。ボスは魔人化の映像を「気持ち悪い」と言って最後まで見ようとしなかった。

週末が過ぎて月曜日。イ・ヨンハンは金曜日から始まるクラス対抗戦について説明する。決闘やダンジョン攻略だけでなく、クイズ、歌、球技などがあり、全員が少なくとも一種目に出るという。ハジンはレイチェルとクイズに出ようとするが、定員はすでに埋まっていた。そこで弓術を引き受けると、ヨンハンは歌にも彼を登録して参加者名簿を提出する。抗議するハジンの声は間に合わなかった。