夏休み中のキューブ。夕方の訓練を終えたキム・スホは、無料で食事ができるカフェテリアで、普段は外食をしているチェ・ナユンとユ・ヨンハに出会う。ナユンは期末試験で好き嫌いが不利になると気づいたと言うが、ヨンハは彼女が三口しか食べていないと突っ込む。
二人が話していたのはキム・ハジンのことだった。ヨンハによれば、普段は人を避けるハジンが、特定の相手には関心を見せている。スホもその相手がナユンだと気づく。以前ハジンがヨンハに近づいたのは、デザートイーグルを得るためだったとも明かされた。そこへイ・ヨンハンとハジン本人が現れる。ヨンハはハジンがナユンを見たと騒ぎ、ヨンハンも話を面白がった。ナユンは強く否定しながらも、ハジンと目が合うと気まずそうに視線をそらす。
一方のハジンは会話の最後しか聞いておらず、話題を理解していなかった。二人分の持ち帰り料理を手に部屋へ戻ると、エバンデルが駆け寄る。彼女はまだ「パパ」と呼ぶため、ハジンは「おじさん」と呼ぶように教え、食事の前に変身を練習させた。スマートウォッチに表示した猫の写真を見せると、金色の毛を除けばそっくりな猫に変身し、続いて小鳥にもなった。少し大きめだが、ハジンは上出来だと褒める。エバンデルは人間のように食べる必要はないものの、味は好むため、彼女の分も用意していた。
その時、夏休み中に候補生がギルドの英雄の仕事を見学する「ギルド体験プログラム」の選抜結果が届く。ギルドは順位に応じて一年生・二年生から三人ずつ選べるため、一年生では通常、学年上位三百位以内でないと選ばれにくい。ハジンは対象外と思っていたが、海峡の精髄から招待を受けた。ヨンハがギルド長の娘として関わったのだろうと考え、後継者としての彼女の立場に影響しないか気にする。当初は辞退するつもりだったが、自分の設定にはなかった英雄の仕事を知る機会だと考え、参加を決めた。
後日、ハジンはエバンデルを部屋に残し、光化門広場でヨンハと合流する。もう一人の参加者を待つ予定だったが、到着が遅れそうなため、二人は先にリムジンで海峡の精髄の本部へ向かった。ハジンは壮麗な建物や広いロビー、屋内運動場に圧倒される。ヨンハは初日は施設見学が中心で、翌日から他のギルドとの交流や英雄の討伐への同行もあり得ると説明し、三階の事務室へ案内した。遅れているのはナユンではないと彼女がわざわざ告げても、ハジンには意図が分からない。
事務室でヨンハは、プログラム担当の高位英雄パク・サンホの名を挙げる。ハジンは彼を知っていた。今はヨンハの右腕だが、将来彼女を裏切る人物であり、魔人ではない。ヨンハはさらに、試験で67点を取ったハジンに他のギルドも注目していると伝え、目立ちたくないなら20点ほど手放すべきだったと指摘した。