チェ・ナユンの班は、スヴェンの発作でマグマゴーレムに見つかる。ナユンは彼を背負ったまま攻撃をかわすが、地面から噴き上がる火柱に囲まれ、逃げ場を失った。ゴーレムがとどめを刺そうとした瞬間、銃声が響き、頭部が前に傾いて動きを止める。離れた場所に、拳銃を持つ男の姿があった。
一方、ハジンたちの前には、先ほどまでなかった高さ十メートル以上の火山岩の壁が出現していた。ジェイデンの剣でも傷つかない。ハジンは壁の上に隙間を見つけ、パルクールで岩肌を登って通り抜ける。仲間を残して先へ降りると、ナユンたちが本物のマグマゴーレムに追われていた。
ハジンは聖痕の異空間から銃と、緊急用に30SPで作った水属性の魔力弾を取り出す。ゴーレムの後頭部を撃ち抜くと、弾丸が溶岩の身体と反応し、上半身を石化させて一時的に動きを封じた。スヴェンが魔人と契約したと見抜いたハジンは、ナユンに彼を降ろすよう指示する。しかしナユンは即座に戦闘態勢を整え、仲間たちとゴーレムの首を攻撃した。
ナユンは仲間に時間を稼がせ、弓に膨大な魔力を集める。完成前に拘束を破ったゴーレムは、仲間たちを一撃で吹き飛ばし、ナユンへ迫った。ハジンが銃を構えたその時、回復したスヴェンが剣でゴーレムの進撃を止める。ナユンは巨大な魔力の矢を放ち、ゴーレムの心臓を貫いた。
力を使い果たしたナユンは倒れ、ゴーレムもまだ動いていた。スヴェンが首を切り落とすと、ゴーレムは硬い火山岩となって消滅する。スヴェンはハジンに救援の礼を述べた。彼は魔人と契約しているが、知っていた物語とは違い、まだ暴走してはいない。ハジンは安堵しつつも、契約相手の悪魔が強すぎるため、いずれスヴェンを破滅へ導くと考えていた。
地面にうずくまるナユンは、遅れて戻ったスヴェンに不満を漏らす。しかし、続けて言う力も残っていなかった。