主任魔法使いジン・ジュファの説明がようやく終わり、召喚魔物との戦闘試験が始まった。第一組はハヅキ、キム・ジュノ、ユ・ジョンジン、スペナー。試験場へ向かう四人を見送った残りの候補生には、戦闘を観察して報告書を書く課題が与えられる。机から一人一台のモニターが現れ、勝敗の理由や改善点を分析する。報告書は三通提出するが、成績に反映されるのは最も評価の高い一通だけで、全体の五%を占める。匿名提出も可能だが、悪意ある批判には減点があり、報告内容は評価対象の候補生にも渡される。
ハジンはモニターでハヅキの戦いを観察する。相手は下級中位1級のグール。ハヅキは斧で爪を受け止め、冷静に応戦した。しかし、近接戦では不利だと判断して距離を取り、動きの遅い相手の隙を探すものの、決定打は見つからない。十五分が経過し、引き分けに終わった。同じ組ではスペナーが勝ち、キム・ジュノが敗れ、ユ・ジョンジンも引き分けだった。
第二組ではチェ・ナユンが、中級9級の魔物「千里馬」と対戦する。弓使いには厄介な相手だったが、ナユンは自信を見せた。ハジンは「名射手」のギフトの影響もあり、彼女の弱点を分析する。突進を横転して避けた際に反撃の機会を逃し、立った姿勢で射ることに固執している。魔物の知識も不足し、脚を狙えば有利な相手に、首や胴体を攻撃していた。動きを読む能力は高いが、矢の速度まで計算に入れられていない。弓の才能は二、三番目で、最も適性が高いのは長剣だった。それでも、ナユンは豊富な魔力と優れた制御、適応力によって矢を撃ち続け、千里馬を疲れさせて勝利する。ハジンは、彼女の魔力を生かせる武器を探すべきだと報告書に記した。批判の多さに少し気がとがめるが、分析は正しいと考えていた。
その頃、西の森を巡回していたオ・ジュンヒョクは、前日に警官が殺されたこともあり、周囲の振動に警戒していた。さらに明瞭な振動を感じ、東の森にいるソ・ヨンジと通信する。スマートウォッチの記録を比べると、西側では東側より0.03秒早く振動が観測されていた。発生源は西の海らしい。海を見に向かう途中、ジュンヒョクは魔力の収束と拡散を感じ、大柄な男が森から現れる。闘技場で見かけた男だった。立入禁止区域から戻るよう求めても拒まれ、ジュンヒョクは前日の警官殺害について問いただす。男は知らないと答え、戦いを挑むように関節を鳴らした。
その瞬間、海から冷たい風が吹き、ジュンヒョクのスマートウォッチが大きく鳴る。直後、海中から巨大な魔物が水しぶきとともに姿を現した。蛇のような姿と、圧倒的な巨体。西の海に、神話級の魔物サーペントドラゴンが出現した。