パリの富豪が築いた城で仮面舞踏会が開かれる。城を見下ろす丘に陣取ったキム・ハジンは、物語が本来の筋書きどおりに進み、自分が介入せずに済むことを願っていた。午後五時、招待客が到着し始め、ハジンは腕時計の位置情報からキム・スホとユ・ヨンハの接近を確かめる。五時半には狐と虎の仮面をつけたユン・スンアとジェインが入り、続いてスホとヨンハも到着した。ハジンは介入に備え、エーテルで黒豹を模したヘルメット型の仮面を作る。
午後六時、ハジンは「千里眼」と「観察と読解」を組み合わせ、城内の様子を遠くから見聞きする。スホとヨンハが踊る一方、城の反対側に人工の魔法ポータルが現れた。人工ポータルを作れるのは魔人だけだ。続いて設定変更の通知が届き、魔人集団「イービル・ソサエティ」が、神話級遺物「ホメロスの指輪」の由来と力を突き止め、物語へ介入すると知らされる。
ジェインは地下金庫へ忍び込み、警備を倒して認証装置や暗証番号を突破し、青いダイヤモンドと指輪を魔法の袋へ入れた。ここまでは元の筋書きどおりだったが、退出しようとした彼女をスンアが呼び止める。ジェインは「ヨレン」に変装していたが、スンアに連れられて城の二階の部屋へ向かう。スンアは誘惑するように振る舞いながら、ベッドの下から剣を抜いて攻撃した。ジェインは短剣で応じるものの、押されていく。
騒ぎを聞いて集まった警備員や招待客も、激しい戦いに手を出せない。短剣が折れ、スンアがとどめを刺そうとした瞬間、スホが警備員の剣を取り、炎の剣を受け止めた。正体に気づかない二人は対峙し、スンアは退かないスホを蹴り倒す。その隙に窓から逃げようとしたジェインを、窓の下から噴き上がった闇が飲み込み、部屋へ吐き戻した。闇の中から一人の魔人が現れる。
一方、パリを歩き回っていたナユンは、腕時計の地図に従ったはずが昼食をとった店へ戻ってしまう。時計の裏に記された製造元は、父の会社「デヒョン」だった。
城では魔人がジェインの袋から指輪を奪い、魔力に関わる能力を増幅する古代の知恵を宿した品だと語る。イービル・ソサエティは数日前に情報提供者から所在を得ていた。魔人が指輪をしまおうとしたその時、窓から飛び込んだ光が指輪を包み、外へさらっていく。遠くの丘に獣の仮面をつけ、ワイヤーを握る人物――ハジンが立っていた。指輪の奪取に成功した彼は、薄く笑う。