第8チームはサラマンダーと戦闘を開始する。水属性の訓練生はいなかったが、ユ・ヨンハが鞭で尾を縛り、炎を吐けなくする。キム・ジンギュが目を射抜き、前衛が斬りかかると、魔物はすぐに倒れた。ハジンに出番はなかった。
戦いの後、ヨンハに近づいたハジンは石につまずき、反射的に彼女の頭をつかんで地面へ押し倒してしまう。周囲が呆然とする中、ハヅキが壁に刺さった矢を見つけた。ハジンの手とヨンハの髪をかすめたのは、何者かが放った矢だった。彼は狙撃手の知覚で察知したように振る舞うが、実際には幸運による偶然だと分かっていた。
矢は訓練用の罠にしては威力が強く、ハジンがノートパソコンで調べると、神経毒と静かな奇襲効果を備えた毒矢だった。彼は証拠として回収し、一行は先へ進む。サラマンダーの死体を越えると、赤い木々が生える熱気の強い場所へ出た。ダンジョンは順番に階層を進む形式ではなく、魔物を倒してボスを出現させるフィールド型らしい。
約二十分後、ハジンは四体のサラマンダーと十一体のピーナッツフレイムを見つける。訓練用拳銃では敵の防御を破れないとジェイデンに嘲笑されるが、ハジンは同じ場所に三発撃てば炎の障壁を突破できると考えていた。二人が賭けを持ち出すと、ヨンハは鞭を地面に打ちつけて戦闘に集中するよう促す。
一方、チェ・ナユンの班ではスヴェンが罠の矢で麻痺していた。ナユンは彼を置き去りにせず、前方にいる溶岩のゴーレムを確認する。それは中級五等級以上のボスで、スヴェンが無事でも自分たちだけでは倒せない。ナユンは他の班との合流を決める。三班が同じ通路に入ると道が消える仕組みを知っており、少なくとも他の二班が来ると見込んでいた。評価は攻略の速さではなく個人の成績によるとも仲間に伝える。
しかし、スヴェンには仲間の声が届かなくなっていた。静寂の中で劣等感や自己嫌悪が薄れると、心の内に不思議な声が響く。強くなりたい、国民や両親の期待に応えたい、自分を嫌う気持ちから解放されたいという願いを刺激され、彼は涙を浮かべた。「安い代償で力を与える」という誘いにうなずき、優しい光へ手を伸ばす。