キム・ハジンとキム・スホはボス部屋へ向かい、道中のグールやゾンビ、幽霊を倒して進む。ハジンは、自分より弱い魔物には強く出られても、少しでも格上の相手には逃げるしかないと実力を冷静に見ていた。やがて二人は古代文字の刻まれた巨大な石壁に行き着く。「近くでは同時に見える二つのものが、遠くからは順序をもって観測される」という謎を、ハジンは即座に「稲妻」と解いた。答えは雷鳴より先に見える光。壁が地中へ沈んで道が開き、スホはハジンの知性に驚く。
二人を見守るカメレオン旅団のボスは、ハジンの決断力や大胆さを評価し、仲間に迎えたいと考える。ただし、人間をためらわず殺せるかを確かめる必要があった。彼女は迷路の中にいるパックホース・マスター所属の魔人二人を、その試験に利用しようとする。
ボス部屋では、黒い鎧をまとった破滅の剣士が石の玉座に座り、スホを見て笑みを浮かべた。戦闘が始まると、スホは剣撃を受け止める。ハジンは敵の本体が鎧の中の肉体ではなく剣そのものだと見抜き、侵入者が現れる前に決着をつけるため、スホへ伝えた。ハジンは誤射を避けるため拳銃を選び、剣が交差した瞬間に敵の肩を撃つ。動きが鈍った隙に、スホは剣だけを狙って連撃を加えた。剣聖の力を宿した剣に亀裂が走り、最後の一撃で剣は砕け、剣士の身体も塵となった。
報酬として残ったのは一本の枝だけで、武器や鎧を期待していたスホは落胆する。ハジンがそれを「ミステルテイン」と説明しようとしたところへ、大剣と両刃斧を持つ二人の魔人が現れた。正式攻略中のダンジョンだと主張する彼らに、ハジンは別の通路から来たことと、報酬はなかったと答える。しかし一人はスホをキューブ首席の訓練生だと見抜き、大剣の男ジェームズが仲間へ連絡する。報告の途中、通信越しに「殺せ」という命令が響いた。
同じころ、訓練を終えたレイチェルは、更衣室でハジンが自分を好きで告白するという噂を耳にして動揺する。後ずさってチェ・ナユンの足を踏み、そこへユ・ヨンハも入ってきた。噂を止めようとレイチェルが更衣室に踏み込むと、話していた訓練生たちは逃げていく。
ヨンハは話題を変え、王宮ギルドがハジンに接触したことを持ち出す。年二回しかない訓練生への接触機会を、順位三三四位の彼に使ったのはなぜか。レイチェルが彼の隠れた実力を見たのではないか――そう示唆しつつ、特権を安易に使えば国同士の協定をめぐって敵を作ると忠告した。冗談めかした口調の裏に警告を感じたレイチェルは、ヨンハを鋭く見据える。二人の緊張を、ナユンだけが理解できずにいた。