レイチェルが黒組の仲間を連れて六階へ戻ると、白組の生徒三人が手足を縛られて床に転がっていた。ハジン一人で六人を相手にするのは無理だと思っていた彼女は、目の前の状況に驚く。そこへ現れたシン・ジョンハクは、自分が二人を脱落させたと言う。実際には、スホに敗れた後、ナユンとヨンハがハジンと交戦する隙に二人を奇襲していた。だがレイチェルは、ジョンハクがハジンの功績を横取りしようとしていると誤解する。黒組の指揮を引き継ぐというジョンハクに従わず、彼女はアーティファクトを持って単独で行動することにした。
その後、ジョンハクは生き残った黒組をまとめ、アーティファクト二つを奪取する。レイチェルも遊撃戦で成果を上げた。一方、キム・スホは優れた指揮と戦闘力で、白組のアーティファクト五つを指定場所へ運ぶ。最終的に白組が勝利し、最優秀選手にはスホとチェ・ナユン、黒組ではジョンハクとレイチェルが選ばれた。ナユンとヨンハの連携攻撃を生き延びたハジンは、四階のトイレに隠れて訓練終了を待っていた。
七階のトイレで眠っていたトマーが目を覚ましたのは午後三時二分。スマートウォッチの故障を疑うが、訓練結果には黒組の生存者十二人・アーティファクト三つ、白組は生存者十一人・五つと表示され、白組の勝利が確定していた。頬を叩いても結果は変わらず、トマーは暗いロビーで力なく座り込む。訓練後、教官キム・スヒョクは偽名の「ジャマー」で登録された彼女を探していた。位置情報から七階のトイレにいたと指摘されても、トマーは答えられない。
勝ったナユンも、レイチェルとの決着がつかず、六人がかりでもハジンを倒せなかったことに不満を抱いていた。さらにイ・ジユンの発言も気にしている。ユ・ヨンハは、レイチェルの隣にいるハジンを見せて「このままでは取られる」とからかう。ナユンは否定するが動揺を隠せない。スホとハジンのどちらが気になるのかと問われて顔を赤くし、ジョンハクの名には冷淡な反応を返した。そこへ九人を脱落させ、アーティファクト二つも手に入れたジョンハクが上機嫌で現れる。
部屋へ戻ったハジンは、エバンデルが作った動物たちに囲まれ、疲れを癒やす。土産を忘れたと知って泣きそうになる彼女には、チキンとピザを注文したと嘘をつき、トイレから実際に注文した。ニュースではパックホース・マスターが水原の悪魔の巣を攻略したと報じられ、投資した十五億ウォンは百三億ウォンに増えていた。喜びながらも、元の世界へ戻れば財産を失うと思い、ハジンは虚しさを覚える。
気を取り直した彼は、クラス対抗戦で歌う問題に向き合う。歌を上達させる能力を作ろうとしたが、達人級は五百ポイントと高額だったため、百五十ポイントで「美しく歌える」能力を取得する。練習を始めたものの効果は実感できない。仲間にカラオケへ誘われても、期待していたレイチェルが勉強を理由に断ったため、自分も参加しなかった。
一方、ジェインはヨハン・ゼスティオプスの姿でジェロニモ傭兵団の事務所にいた。見習い向けに、悪人を対象とする暗殺依頼を探し、イタリアのマフィアに関係する魔人らしき人物を候補に選ぶ。ボスはハジンが加入を前向きに考えていると言うが、その根拠は二週間前の「時間ができたら連絡する」という返事だけだった。それを好意的な返答だと受け取るボスに、ジェインは頭を抱えつつも依頼を確定案件として保管した。